ゆるゆるワーキングマザーの回路

自分の思考整理と吐き出したいだけのブログです。

なぜ保育園をやめて幼稚園に行くのか③~近所の幼稚園編

前回、前々回で幼稚園さがし始め~インターナショナルスクールの受験までを書いてきました。
思ったより長くなりましたが、今回いれてあと2回ぐらいで終わるつもりです。

前2つの記事はこちら

 

なぜ保育園をやめて幼稚園に行くのか①~インターナショナルスクール編 - ゆるゆるワーキングマザーの回路

 

 

なぜ保育園をやめて幼稚園に行くのか②~インターナショナルスクール編 - ゆるゆるワーキングマザーの回路

 


インター面接とほぼ同時期に、近所の幼稚園の見学に行きました。

もともと、保育園をやめるなら、インターに行く以外の選択肢を全く考えていなかったので、
日本語の幼稚園は全く考えていなかったんですが、

インターを出た子どもが、その先どうなるのか?(進路、人間性など)

を考えているときに、引っかかったことがありました。

それは、日本語力の不足です。


えぇえええええ今そこに気付いちゃった?!て感じですかね。


まぁそうなんですよね。


我が家がインターに求めることとして、英語を聞く・発音するための耳を作ること、英語に親しむこと、異文化交流、などがありました。
で、リアルではインターを出た人と直接お会いできる機会がなかったので、
ネットと、伝聞との情報にはなるんですが、

やっぱり日本語力が他の子と比べて追いつかない、という子がどうしても多いようでした。
英語を身に付けるには早いほうがよい、という説と、日本語をしっかり身に付けてからのほうが良い、という説と両方あるそうですね。

私はどちらも納得いく点があり、とりあえず今話せなくても、英語が聞き取れる耳だけ身につけば、、とは
思っていたのですが、肝心の日本語力がついていなければ、意味がない。

語彙力の低下は思考力の低下ですからねー。


そういえばねー高校の時に同じクラスに、帰国子女がいたんですよ。
0~12歳までアメリカで過ごして、中学入学と同時に帰ってきたそうです。

私が知り合ったのは高校2年のときだったので、もうすでに日本で丸4年すごし、5年目に入ろうとしていた時だったんですが、
まーぁ日本語ができないんですよ。
日常会話は、できる。
授業にも、多分、辛うじてついていけている。(授業が終わったあとに、「さっきの●●●ってどういう意味?」て聞かれたりすることはありましたが)
ただやっぱり、語彙が少ないので、たとえば英文和訳とかをすると、
すごく貧相な日本語訳になっちゃうんですよね。

母国語は英語だって豪語してたぐらいですから、英文の意味はもちろんわかってると思いますよ。
ただそれを日本語で噛み砕いて理解してアウトプットできない。

思い出せる限りですが、頭は悪くないと思うんですよ、その人(何を頭良いというかの問題はありますが、
単純に学力、とかそのあたりで言うと、多分、普通以上に頭のいい人だったと思います)。
ただもう圧倒的に説明能力とかが、足りない。

まぁその人は、英語でなら思考能力も説明能力もあるんでしょうけどね。

で今のは極端な例だとしても、ずーっと海外で暮らすとか、今の時点でぺらっぺらになってもらわないと困るとか、
そういうわけではないので。
あくまで親しみを持ってほしい、苦手意識を持ってほしくないという思いが強いので、
なんとなくインターに「?」を持ち始めました。

インターの幼稚園を出た後の進路に関しても、小学校・中学校と引き続きインターに行ったとしたら、
大学の選択肢が逆に狭まると(インターは文科省が定める「学校」ではないので、日本の大学の受験資格がないそうですね。
今は、帰国子女枠などで受けられる大学・学部も増えているそうですが)。

じゃぁ普通の日本の小学校~高校に行ったとき、インターで得た英語力をどう維持していくのか。という問題もあるし、
そもそも幼稚園の3~5歳という幼い子が身に付けた英語での語彙力なんてたかが知れてると。
つまりその後、「耳」の維持と語彙力の発展とを、どうサポートしていくのか。

が大きな課題となります。

もちろん塾代わりにアフタースクールに通うとかも選択肢としてはありますが、
「あれ?そこまでがちがちにやらなあかんねやっけ?」
とふと我に返りまして。

ちがうちがう、英語を好きになってほしいだけだと、思い直したわけです。


もちろん、好きになるためには、接点を増やすとか、周りよりも得意であるとかも要素としてはあると思うし、
そのために早く始めるっていうのも一手やとは思うんですけどねー。


まぁそんなわけでインターどうしようかなぁーと思いつつ、
他の幼稚園の選択肢ってあるんやっけ?とふと考えたわけです。


で、うちの子の性格と今置かれている環境を思い返した時に、

今通っている保育園は、とても小規模園で、一学年10人ほどの園です。
今の園に申し込んだときは、小規模ということはあまり気にしておらず、
食育に力を入れていることと、あとは家からの通いやすさだけで申し込んでいました。

でその10人ほどのメンバーで保育園でずーーーーーーーっと、最長6年間過ごした後、
小学校はなんと、最大4校にみんな分かれてしまうんです。
単純計算で、1校に1~2人しか、前から知っているお友達がいない。
そのうえ、一学年が60~100人ぐらいに増えて、もーーーのすごいカルチャーショックを受けるそうです。

で、最初はめちゃめちゃ苦労するよと、お兄ちゃんお姉ちゃんがすでに小学校以上に通っている、
同じクラスのママから聞きました。

そのママのお子さんは、自分を強く見せようとして、お友達に暴力をふるったそうです。
別のお子さんは、ストレスで嘔吐が増えたり、ということもあったそうです。
毎年、同じ保育園出身の2-3人が、そのようなストレスが原因とみられるなんらかの行動・現象がでており、
これはなかなか大変だなーと思っていたんですね。

大体1年生の1学期~2学期くらいで収まるそうですが、それまでは親も子も大変だと。


で、うちの子はそういう「状況ががらっと変わること」「初めてのこと」に対して、
なじむまでに少し時間がかかるタイプです。
チャレンジもあまりしない、慎重派。気が小さい。

これが、もう天真爛漫でいい意味で鈍感で、何があっても平気です!長所は度胸!みたいな子だとしたら、
別に大丈夫っしょ。って思えたと思うんですが、
うちの子は違う。

だったら、早めにそういう「人がいっぱいいてみんな主張もする、団体行動もする」みたいな大規模なところに
放り込んだほうが、いいんじゃないか?と思いました。

多分、幼稚園に入ったらまた苦労するとは思うんですが、同じ「うまく環境になじめない」とか「知らない人ばっかりでお友達ができない」経験を
するのであれば、6歳のときより、3歳の時にしたほうが、乗り越えるのが楽なんじゃないだろうかと思って、
大規模園に放り込むことにしました。

たまたま近所で、預かり保育が充実している園があったのも、まぁご縁なのかなぁと思いまして、
見学に行くことにしました。

これがまた、本当にいい園で、これはまた次回書きます。